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通販業や引越し業など、お客様の大切な荷物を扱う業種では、なるべく丈夫な梱包資材を利用したい場面も少なくありません。一般的なダンボールよりも頑丈なものを使用したい人には、プラスチックでできている「プラダン(ダンプラ)」の利用がおすすめです。
この記事では、プラダンの特徴や具体的な構造、主な用途・使用例について解説します。プラダンを使用するメリットや人気の高いプラダン製品も併せて確認し、梱包資材を選ぶ際の参考にしてください。
1.プラダンとは?
プラダン(プラスチックダンボール)とは、プラスチックの一種であるポリプロピレン(PP)からできているダンボールを指します。プラダンの種類には、主に次の3つが存在します。
■プラダンの主な種類
●プラダンシート
大きな板状のプラダンです。
●プラダンケース
一般的な紙製のダンボール箱のような形状をしたプラダンです。
●プラダンコンテナ
コンテナのような形状をしたプラダンです。
プラダンは強度が高いため、丈夫な保護資材・梱包資材を必要とする際に重宝します。それでは、プラダンの強度はどのような構造により生まれているのでしょうか。ここでは、プラダンの構造や主な用途について解説します。
1-1.プラダンの構造
プラダンは一般的な紙製のダンボールと同様に、2枚の平面板の間に中空構造が等間隔に配置された構造をしています。なお、紙製のダンボールの断面は波型であるのに対し、プラダンの断面はハーモニカの吹き口のような形状となっています。
プラダンと一般的なダンボールとの間には共通点がある一方で、構造上の相違点もあります。「接着部分の有無」はその1つと言えるでしょう。
一般的なダンボールの場合、波型の紙製の板を2枚の板で挟みこみ、相互に接着する必要があります。一方、プラダンは原料を型に流し込んで押し出す「一体押出成形」という製造方法で作られています。プラダンには接着部分がないため、紙製のダンボールのように剥がれる心配がないことが特徴です。
1-2.プラダンの用途
プラダンは強度が高く、耐水性や耐油性にも優れていることから、さまざまな場面・用途で使用されています。
■プラダンの主な用途
●物流資材として
プラダンシートは、物流現場において床や壁、荷物を保護する緩衝材として活躍しています。具体的な活用例として、引越し時や荷物搬入時の養生シート、パレットの敷板などが挙げられます。
●梱包資材として
プラダンは、紙製のダンボール箱のような形状に加工すると、通い箱や折りたたみのコンテナ、引越しの際のハンガーボックスなどとしても利用できます。
●工業製品の部品として
プラダンは強度が高く軽量であることから、ベッドの中芯や自動車の内装に使用される部品としても活躍しています。
●工作・DIYの材料として
紙製のダンボールよりも耐久性が高く、中空構造を持たないプラスチックの板よりも軽量で加工しやすいことから、工作やDIYの材料として利用する人も多数います。
2.プラダンを選ぶ7つのメリット
梱包資材の素材を選ぶ際には、それぞれの素材の特徴やメリットを十分に把握しておくことが大切です。ここでは、プラダンを選ぶ7つのメリットを紹介します。
■プラダンを選ぶメリット7つ
(1)軽い
プラダンは紙製のダンボールと同様に中空構造を持つことから、同じ厚さのプラスチックの一枚板よりも軽いというメリットがあります。運搬時における作業員の負担軽減・業務の効率化とともに、輸送時のCO2削減にも貢献するでしょう。
(2)加工しやすい
プラダンは中空構造を持つため、カッターなどで容易に切断できるという特性があります。熱を加えて溶着しやすく、気軽に成型しやすい点もメリットの1つです。
(3)耐久性が高い
プラダンは、紙製のダンボールよりも高い耐久性があると言われています。ヒンジ(折り曲げ)耐性もあるため、高頻度の繰り返し使用にも耐えられるでしょう。
(4)水に強い
プラダンはプラスチック製であり、紙製のものと比べて水に強いという特徴があります。濡れても破損しないため、水に濡れると困るものの梱包箱・保管箱にも適しています。
(5)費用対効果が高い
プラダンは紙製のダンボールよりも単価が高めですが、耐久性が高く繰り返し使用できるため費用対効果の高い点が魅力です。
(6)環境に優しい
プラダンは、耐久性があり長期間リユースできます。汚れても水洗い可能で、毎回廃棄されるわけではないため、ごみの量を削減することができるでしょう。また、プラダンの原料であるポリプロピレンは、リサイクルしやすい素材であるため、環境保全に貢献できます。
(7)薬品に強い
プラダンには、酸やアルカリ、溶剤への耐性が高いというメリットもあります。薬品を運ぶ際にも重宝するでしょう。
3.人気の高いプラダン製品6選
さまざまな素材・形状・用途のダンボールを幅広く扱うダンボール専門店「最強のダンボール」では、プラダンの製品も数多く販売しております。
ここでは、プラダンの種類別に、特に人気の高いプラダン製品を6つ紹介します。人気のある製品を参考にして、目的・用途に適したプラダン製品を検討しましょう。
3-1.プラダンシート
最強のダンボールでは、厚さや重量が異なるプラダンシートを豊富に取り扱っております。養生シートからディスプレイ用品まで、幅広い用途に使用することが可能です。ここでは、特に人気のある2商品について特徴を解説します。
●プラダンシート(5mm厚/1000g)【三六判】ブルー
厚み5mmの三六判(910mm×1820mm)のプラダンシートです。色が鮮やかなブルーであるため、プラダンシートで保護されていることが把握しやすいでしょう。物流や引越しの現場における養生シート、建築現場などでの保護資材として活躍します。
●プラダンシート(5mm厚/800g)【三六判】ナチュラル
ブルーと同じ5mm厚の三六判(910mm×1820mm)のプラダンシートですが、重量は1,325gとブルーの材質よりもやや軽めです。軽いので、作業時の負担軽減につなげることができるでしょう。
乳白色で透明度は高くないものの、プラダンを挟んで向こう側にある物体の形や色もある程度把握できるような素材でできています。色がついていないため、看板やディスプレイ用品、工作の材料などとしても活用できるでしょう。
3-2.プラダンケース
一般的な紙製のダンボールと同様の形状に加工されたプラダンケースは、荷物の運搬でも便利に活用できます。最強のダンボールでは、次のようなタイプのプラダンケースを取り扱っています。
●リスボックス53B
「リスボックス53B」は、宅配130サイズの大きさのプラダンケースです。一般的な紙製のダンボールのようにケースの上部にフラップがついているため、ケースの開口部を閉じて運搬することが可能です。折りたたみや組み立ても簡単で、テープ類が必要ない点も魅力の1つと言えるでしょう。
また、積み重ねに強い上に、手穴付きで持ち運びがしやすいというメリットもあります。半透明で内容物が外からある程度把握できる点もポイントです。
「リスボックス53B」はカラーバリエーションもあり、クリアやオレンジをはじめとする4色が展開されています。用途や内容物のジャンルなどに応じて使い分けるなど、便利な使い方もできるでしょう。
3-3.プラダンコンテナ
フラップのないプラダン箱を使用したい人には、プラダンコンテナがおすすめです。最強のダンボールでは、以下の2つが特に人気の高い商品として挙げられます。
●折りたたみコンテナ(RS-MM27S)
宅配120サイズのプラダンコンテナです。折りたたみ・組み立てともにワンタッチで行うことができるため、作業の効率化を図れるでしょう。メッシュ構造となっているため通気性もよく、洗浄の際にも手間がかかりません。野菜など常温の食材の運搬にも活用可能です。
●折りたたみコンテナ(RS-MM67S)
宅配140サイズのプラダンコンテナです。上の型番「RS-MM27S」と同じ仕様で、折りたたみや組み立てが簡単に行えます。140サイズと比較的大きなコンテナですが、折りたたむとコンパクトで場所を取りません。保管場所の省スペース化も図れるでしょう。
まとめ
プラダンは、紙製のダンボールのように中空構造を持つプラスチック(ポリプロピレン)製の資材です。プラダンには「軽くて加工しやすい」「耐久性や耐水性・耐薬品性が高い」「コストパフォーマンスが良い」などのメリットがあります。
プラダンは主に「プラダンシート」「プラダンケース」「プラダンコンテナ」として活用されており、「ダンボール」ではこれらの商品も幅広く対応しております。プラダン選びに迷った際には、ぜひ最強のダンボールにお問い合わせください。目的・用途に最適なプラダンを選びましょう。