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産後の冷えの原因3つと4つの改善方法【体験談】
産後は体質が変わるとよく聞きますがその中でも、産後の冷えにお悩みの女性は多いのではないでしょうか。私も産後初めて「冷え」を経験し、とっても辛い思いをしました。
産後の冷えの3つの原因と私が実践してポカポカになった4つの改善方法をご紹介します。
産後の冷えの原因3つとは?産後、なんとなく寒い…そんな経験をしたことありませんか?
私も経験しましたが、風邪をひいたのかな?と思う程にゾクゾクするのが長く続き、何枚重ね着をしても寒い!体が冷えて痛い!という経験をしました。
出産が原因で冷えているとは思いもよらず、しばらく辛い思いをしていました。
産後の冷えの原因とは一体どんなことなのでしょうか?代表的な3つをご紹介します。
骨盤のゆがみ妊娠、出産時は赤ちゃんをなるべくスムーズに産むために骨盤が大きく開きます。骨盤は自分の力で少しずつ元に戻りますが完全に元の状態まで戻すには骨盤矯正をして戻す必要があります。
赤ちゃんのお世話で時間が取れないとなかなか矯正に行く機会が無く骨盤は歪んだままということが多いようです。骨盤が歪んだままになっていると、ホルモンバランスが崩れ自律神経を乱す原因になります。自律神経は体温調整をする役目がありますので体温調整がうまくいかずに、冷えてしまうということが考えられます。むくみ・貧血出産後は一時的に貧血になる女性が多いものですが、貧血がむくみを引き起こしていることがあります。
体内の血行が悪いと水分排出がうまくいかず、体に水分が溜まった状態になりむくんでしまいます。むくむと血行が更に悪くなり、冷えへと繋がるのです。また、母乳は血液から作られていますので、母乳にどんどん血液がもっていかれている状態になっています。
寝不足・疲労・食生活・水分不足によって更に血がドロドロになり、血行が悪くなり、冷えに拍車をかけている可能性もあります。筋力の衰え産後のお腹はたるんでしまいショックを受ける女性も多いと思います。
妊娠中、子宮が大きくなるにつれお腹周りの筋肉はどんどん小さくなってしまいます。特に、インナーマッスルと呼ばれる筋肉が薄くペラペラになってしまいますので、妊娠前のときのような筋力は無くなってしまいます。筋肉の収縮は体に血液を送る役割がありますので、筋肉が少なくなると末端まで血液を送るのが難しくなるのです。
末端まで血液が届かないというのが冷えの原因になるのです。産後の冷えの4つの改善方法冷えは病気ではなく体質ですので、冷えを改善するためには、食生活の改善や、筋トレなどをする必要があります。
とはいっても、赤ちゃんとの慣れない生活の中で自分のことは後回しになってしまうママは多いですよね。私が実践した、無理なく生活の中に取り入れられる改善方法をご紹介します。野菜たっぷりスープ食生活・水分不足・ドロドロ血・内臓の冷えの改善が期待出来ます。
冷蔵庫にある野菜を大鍋に入れてお好きな味付けでコトコト煮込み、仕上げにすりおろし生姜を入れます。たっぷり作って、朝はコンソメ・昼は鶏がら・夜はめんつゆ・と味を変えて毎食食べていました。野菜は体を温める効果のある野菜を選ぶのがおすすめ。
秋・冬に旬を迎える野菜は体を温めます。私は白菜・にんじん・ごぼうをよく使っていましたよ。鉄分を含む、ほうれん草もいいですね。抱っこしながらスクワット抱っこをしても、授乳をしても泣き止まない赤ちゃんには抱っこでスクワットが効く、と言いますね。スクワットによる縦の揺れで赤ちゃんが驚くことによって泣き止む、というのが一説にあるようです。これを利用して、スクワットを取りいれて筋力アップを目指しましょう。
お風呂に浸かる赤ちゃんのお世話で忙しく、シャワーで済ませてしまうことが多いと思いますが、たまにはゆっくり湯船に浸かりましょう。平日なかなか時間がとれなかったらパパがお休みの日だけでも、実践してみてくださいね。授乳や抱っこでの肩・首のコリは血流が悪くなっていることにより引き起こされています。
1週間に一度くらいはママだけのリラックスタイムを作りましょう。腹巻をする子供の時、お母さんに「腹巻して!」と言われた記憶がありますが、大人になると腹巻の存在を忘れてしまいますよね。母乳育児の方は特に、母乳をあげる際お腹を出しますからお腹が冷えますよね。内側と外側のお腹の冷えでお腹を壊したり、胃が痛くなることもありますね。
そこでおすすめなのはシルクの腹巻。
シルクは冷えとりに効果絶大で、機能面でも、薄手で伸びがよく丈夫、という優れた素材です。夏でも冬でも通年使えますので、出産祝いにもおすすめです。冷えは万病の元とも言われ、冷えが原因で多くの不調や病気を引き起こします。
冷えは体質ですから、体質改善をすることで治ります。私も冷えに悩みましたが3ヵ月ほど毎日続けたらすっかりポカポカになりました。産後の辛い時期ですが、無理なく毎日少しずつ取り入れてみてくださいね。産後安静にする理由と安静の程度!家事や外出はどの位OK?もうすぐお産を控えた妊婦さんは赤ちゃんとのこれからの生活が待ち遠しくもあり、少し不安な気持ちもあると思います。
赤ちゃんと退院したその日から生活が始まりますが、育児雑誌や育児書には「産後は安静に」と書かれていることが多いですよね。とは言っても、洗濯や食事の支度など、やらなければいけないことはありますし、赤ちゃんが外出出来るようになるまで一歩も外に出れないというのはなかなか現実的なことではありませんね。
今回は産後はなぜ安静にしなければいけないのか、安静の程度についてまとめました。
産後は安静にしなければいけないのはなぜ?
出産は女性の身体に大きな負担を与えます。私は助産師さんから「全治1ヵ月の重傷を負ったと思って生活してください」と言われて驚いてしまいました。それほどまでの負担というのはどんなことなのでしょうか?骨盤が開ききっている骨盤は赤ちゃんを通りやすくするために大きく開きますね。産後まもなくは、骨盤がぐらぐらしてまともに歩けません。
股関節が痛んだり、腰が痛かったり。身体がギシギシ・ぐらぐらしているようで、どの動作をするのも大変です。最近では整骨院などで骨盤調整をしてくれるところが増えてきました。産後なるべく早めに骨盤の開きを調整すると身体の回復が早まります。
子宮が回復していない妊娠前の子宮はちょうど卵くらいの大きさをしています。この子宮が赤ちゃんが大きくなるにつれどんどん大きくなり、臨月には容積は妊娠前の2000倍ほどの大きさになります。大きく広がった子宮は、6~8週間かけて少しずつ元の大きさに戻りますが、子宮の収縮に伴って「後陣痛」「後腹」と呼ばれる痛みも人によって発生します。
私はほとんど感じませんでしたが、人によっては痛くて眠れない方もいるようです。子宮の回復には、子宮に残った血液や胎盤を排出する「悪露」も必要不可欠。
子宮が回復しないと悪露が1ヵ月以上続いて余計に身体に負担を与えます。子宮を回復させるには身体を休めることが一番大切。休めるときはゆっくり休ませてあげましょう。目が疲れる出産後、胎盤を身体の外に出すために胎盤を剥がしたときに出血します。普通であれば出血多量にはなりませんがそれでも出血していることは確かです。
この一時的に貧血状態になることによって血液が目の細かいところまで行き届かずに、むくみ・目の疲れが起こるとされています。私も経験しましたが、どうも目のピントが合わず、テレビを見るのもスマホを見るのも目がしょぼしょぼしていました。目が疲れるなぁと思ったら、スマホやテレビは必要以上に使わない・見ないようにしましょう。アイマスクやホットタオルを目に乗せるのも効果的です。産後の安静はどの程度のことをいうの?産後は「床上げ1ヵ月」といい、1ヵ月は横になって体を休めるようにいわれていました。これは、昔の女性たちの家事が大きな負担になっていた頃に言われていた言葉です。
現代では昔に比べると魔法のように家事の負担が軽くなっていますがどうしても1ヵ月は横になって休んでいないといけないのでしょうか?家事はどれくらいやっていい?洗濯を洗濯板でやっていたり、スイッチ一つでご飯が炊けなかった時代のママ達は家事に多大な時間と労力を割いていました。ほうきで履き、ちりとりでごみを集めぞうきんがけをする。掃除一つとってみても動作が多く、産後の身体には負担が大きいものでした。なので、昔の女性たちは「産後1ヵ月は家事をせず横になっていなさい」といっていたんですね。
もしご自身が負担にならなければ毎日掃除機をかけ、洗濯、炊事をしても身体には問題ありません。ただ、産後は前の章でも書いたように骨盤がぐらぐら、子宮がシクシク痛み目がしょぼしょぼ、加えて夜間の赤ちゃんのお世話も加わりますのでとっても疲れやすく、いつでも眠いです。ご自身の無理のない範囲で、掃除や洗濯がしたくなったらする程度にしておきましょう。
私は産後とても調子が良く、赤ちゃんもよく寝ていてくれたので張り切って家の中の大掃除をしていたら、翌日立ち上がれなくなるほど身体が疲れてしまいました。産後の無理というのはこのことかと実感して、翌日からは最低限の家事しかしないようにしましたよ。
ママも外出してはいけないの?赤ちゃんは生後1ヵ月を過ぎるまでは外に出ないように指導されます。赤ちゃんを一人残してママがちょっとコンビニへ…というわけにはいきませんので必然的にママも1ヵ月外に出れなくなるのですが、私はこれが一番辛かったです。
赤ちゃんと1日中一緒にいて、なんとなくひとりぼっちになってしまったようなそんな感覚で寂しくなってしまいました。ママは、体調が良く赤ちゃんのお世話を少しの間だけ代わってくれるパパや親御さんがいるのなら気晴らしにコンビニへ行ってみたりスーパーに行ったりしても大丈夫です。
丸1日ショッピングに出かけられるのはもう少し先になりますが、気分転換になりますよ。妊娠中から続く「これをしてはいけない」「あれを食べてはいけない」が産後も続くのかと思うと、だんだんうんざりしてきますよね。
産後の安静は「これをしてはいけない」ということはありませんが、一つ言えるのはとにかく「無理をしない」です。疲れたなと思ったときはもうがんばらず、ごろごろする。眠れるときに眠かったら我慢せずに眠る。眠くなければ無理に寝なくてもいいし、ごろごろしたくなければ座ってても立ってても大丈夫です。自分の身体を一番に考えることを心がけるようにしてくださいね。