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フリマアプリなどでバッグが売れた場合は、出品時と同じ状態で相手に届けることが出品者に求められます。バッグの形状によって梱包方法は多少異なるものの、配送中の水濡れや型崩れを防げるよう、十分に気をつかって保護することが大切です。
この記事では、バッグの梱包方法と手順、梱包する際の注意点を解説します。バッグの発送に適した配送サービスも2つ紹介するため、バッグを無事な状態でできるだけ安く送りたい人は、ぜひ参考にしてください。
1.バッグの梱包方法
一口にバッグと言ってもさまざまな種類があります。バッグの大きさや材質によっても適した梱包方法は多少異なりますが、ここでは比較的形のしっかりした硬めのバッグを梱包する方法を紹介します。
(1)バッグの保存状態をチェックする
まずは、バッグに傷などがないか、保存状態をチェックしましょう。商品として出品している場合、商品説明や画像から確認できなかった傷などがあると、購入者からクレームが入ったりトラブルに発展したりする可能性があります。
下記は、バッグの状態でチェックすべき項目です。
- 傷がついていないか
- 汚れていないか
- 折り目がついていないか
- ヒビが入っていないか
- 縫製にほつれがないか
- パーツや金具が取れかけていないか
- 日焼け・色あせを起こしていないか
- バッグの中に余分なものが入っていないか
- ポケットの隅にほこりやゴミが溜まっていないか
バッグに不備が見つかった場合は正直に購入者へ伝え、判断を仰ぎましょう。
(2)梱包材を用意する
バッグを梱包する際は、配送中に傷や汚れがつかないようしっかりと保護します。バッグを送るために用意する梱包材は、下記の通りです。
- 薄葉紙(不織布)
- OPP袋(ビニール袋)
- 気泡緩衝材
- 詰め紙(エアークッション)
- ダンボール
- 透明テープ(セロテープ)
- 養生テープ
- クラフトテープ(ガムテープ)
防水用のOPP袋や傷防止の緩衝材は、できるだけ新しくサイズが合ったものを用意しましょう。古新聞紙はインク移りするため、避けたほうが無難です。
(3)バッグを保護する
下記の手順で、バッグを保護します。
STEP:1 | 持ち手を気泡緩衝材で包み、保護する |
---|---|
STEP:2 | ファスナーやチャームなどを気泡緩衝材で保護し、養生テープで固定する |
STEP:3 | 薄葉紙でバッグ全体を包む |
STEP:4 | OPP袋にバッグを入れ、隙間ができないよう透明テープで貼りつける |
STEP:5 | 丸ごと気泡緩衝材で包む |
(4)ダンボールに梱包する
バッグを包み終わったら、ダンボールで梱包しましょう。
STEP:1 | ダンボールの中に丸めた詰め紙を敷き詰める |
---|---|
STEP:2 | 緩衝材で保護したバッグを入れる |
STEP:3 | バッグの上と前後左右にも隙間なく詰め紙を入れ、固定する |
STEP:4 | ダンボールのフタをクラフトテープで閉じる |
以上で、バッグの梱包作業が終了しました。
2.バッグを梱包する際の注意点
バッグの梱包時には、いくつかの注意点があります。少しでもよい状態でバッグを相手へ届けるためにも、下記の4点を押さえておきましょう。
●水で濡れないように梱包する
バッグを梱包する際は、水に濡れないようビニール素材の袋で隙間なく包むことがポイントです。発送時は晴れていても、配送中に天候が悪化しないとは限りません。バッグのほとんどは、水濡れに弱い素材で作られており、雨などが染み込むとシミが残ったり形がゆがんだりします。
梱包用のOPP袋などを使用し隙間から水が入らないようしっかり貼りつけると、急な雨にも安心です。透明テープやセロテープを使用する方法もありますが、テープつきのOPP袋であれば開封しやすい上にゴミを減らせます。
なお、サイズが合うからといって、ゴミ袋やレジ袋の流用はNGです。袋が新品であっても相手に悪い印象を与えるため、必ず梱包用の袋を用意しましょう。
●折りたたまずに梱包する
トートバッグなど折りたためる素材のバッグでも、できるだけそのままの大きさで送ることが大切です。折ったほうがサイズは小さくなり送料が抑えられる利点がありますが、素材によっては折り目がついて戻らなくなります。
どうしても折りたたむ必要がある場合は、小さくたたみすぎないようにしましょう。バッグの左右両端から真ん中へ折ったり、下のほうを少しだけ折り返す程度にしたりすると、あまり折り目が目立ちません。
●パーツ部分は動かないようにする
バッグの持ち手やチャームなど、可動性のあるパーツをしっかりと固定することも大切です。配送中の揺れや衝撃でパーツがバッグの本体にぶつかったり擦れたりすると、傷になるケースがあります。
養生テープのように接着力が弱く跡が残らない素材のテープで貼りつけるか、気泡緩衝材を巻くなどして固定しましょう。パーツが取り外せる場合、個別に保護してから同梱します。
●なるべくダンボールや緩衝材を使う
バッグをきれいな状態で送ることを優先するのであれば、ダンボールや緩衝材を軽視しないことが大切です。紙袋でも梱包は可能ですが、水に弱くつぶれやすいという欠点があります。
最適な大きさのダンボールに隙間なく緩衝材を詰めることで、破損や汚損から守ることができます。一般的なバッグであれば、適したダンボールの大きさは80サイズ程度です。緩衝材は小巻タイプや小袋サイズのものを用意すれば十分でしょう。
3.バッグの配送方法
バッグの配送方法はさまざまにあるため、どれを選べばよいか分からない人もいるでしょう。配送方法を選ぶ際は、送るバッグのサイズやバッグの金額などを基準に判断することがおすすめです。
ここでは、各種の配送業者が提供するサービスの中から、バッグの配送に適したサービス2つを紹介します。
3-1.定形外郵便
定形外郵便は、郵便局で利用できるサービスです。料金は全国一律で、荷物の大きさと重量によって決まります。配送料金は比較的安価なものの、配送補償や追跡サービスには対応していません。そのため、比較的安価なバッグを送る場合に向いた配送方法です。
定形外郵便は、規格内と規格外で料金が異なります。下記は、定形外郵便の重量別料金表です。
規格内 | 長辺34cm×短辺25cm×厚さ3cm×1kgまで |
---|---|
規格外 | 長辺60cm以内かつ3辺の合計が90cm以内、重さが4kg以内 |
重量 | 規格内料金 | 規格外料金 |
---|---|---|
50g以内 | 120円 | 200円 |
100g以内 | 140円 | 220円 |
150g以内 | 210円 | 300円 |
250g以内 | 250円 | 350円 |
500g以内 | 390円 | 510円 |
1kg以内 | 580円 | 710円 |
2kg以内 | 取り扱いなし | 1,040円 |
4kg以内 | 取り扱いなし | 1,350 |
3-2.ゆうパック
ゆうパックも、郵便局で利用できるサービスです。料金は荷物のサイズと配送距離によって決まります。重さには25kgまでと制限があるものの、ほとんどのバッグは問題なく配送できるでしょう。配送補償や追跡サービスにも対応しているため、ブランド品などの高価なバッグや重量のあるバッグを送る場合に向いた配送方法です。
下記は、ゆうパックで「東京~東京」「東京~大阪」「北海道~沖縄」へバッグを送る際にかかる料金となります。
サイズ(3辺の合計) | 東京~東京 | 東京~大阪 | 北海道~沖縄 |
---|---|---|---|
60サイズ(60cm以下) | 810円 | 970円 | 1,550円 |
80サイズ(80cm以下) | 1,030円 | 1,200円 | 1,760円 |
100サイズ(100cm以下) | 1,280円 | 1,440円 | 2,010円 |
120サイズ(120cm以下) | 1,530円 | 1,690円 | 2,270円 |
140サイズ(140cm以下) | 1,780円 | 1,950円 | 2,550円 |
160サイズ(160cm以下) | 2,010円 | 2,160円 | 2,770円 |
170サイズ(170cm以下) | 2,340円 | 2,530円 | 3,160円 |
出典:日本郵便「ゆうパック」
まとめ
バッグを梱包する際は、できるだけ本体を折らずに各パーツをしっかりと保護した上で梱包することが大切です。降雨などに備えてOPP袋で包み、緩衝材とともにダンボールに詰めれば、途中でバッグが傷ついたり濡れたりするリスクを減らせます。
梱包資材は家にあるものを使い回すより、新品でサイズがピッタリと合うものを使ったほうが、相手からの印象がよくなります。バッグに合ったサイズのダンボールや、必要な緩衝材が手元にない人は、「ダンボール屋」でまとめて購入してはいかがでしょうか。